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【映画・漫画から仕事の世界をのぞいてみよう!】第50回 映画『バックドラフト』

こんにちは、映画コメンテーターの八雲ふみねです。

私はメディアを通じて映画を紹介したり、映画イベントで司会を務めたり、俳優さんや映画監督にインタビューしたり...と、

映画にまつわるコトを仕事としています。

今回ご紹介するのは、『バックドラフト』。

消防士という職業をクローズアップした名作中の名作映画です。

殉職した父の後を継いで消防士になろうとシカゴに戻って来たブライアン。

消防士一筋の兄・スティーブンとは違い、やりたい仕事が紆余曲折した末の転職だった。

配属先も楽な分署を希望していたが、彼が実際に配属されたのは兄が隊長を務める第17分隊。

過激な任務遂行で知られる分隊には、父の同僚だったアドコックスも現役で配属されていた。

兄弟仲は決して悪くなかったが、ブライアンは兄に対してずっとコンプレックスを抱えており、そんな二人は徹底的に反目し合う。

しかし折しもシカゴでは、奇妙な爆発放火事件が多発。

それは"バックドラフト"と呼ばれる逆気流現象を利用した殺人犯によるものだった...。

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日夜、炎と戦い続ける消防士たちの群像を描いた名作『バックドラフト』。

アミューズメントパークのアトラクションになったり、CMやテレビ番組のBGMで主題歌が使われたりと、観たことはなくても本作の存在をご存知の人も多いかもしれませんね。

公開当時はILMと呼ばれる特撮技術によって実現した、炎が生き物のように動く迫力ある火災シーンが話題となりました。

どんな過酷な火災現場でも果敢に立ち向かっていく強靭な消防士たちの姿に、いま観ても胸がアツくなる感動作です。

本作で注目の職業と言えば、もちろん消防士

この映画が制作されたアメリカでは、消防士は国民が憧れる職業のひとつ。

"リアル・ヒーロー"として尊敬の眼差しが送られています。

また日本でも、消防官は公安職の中でも警察官と人気を二分するおシゴトです。

火災の消火や救助(レスキュー)のほか防災活動を行い、地方自治体の消防本部や消防署に地方公務員として勤務するほか、国の機関である消防庁で国家公務員として働く人も。

最近ではニュースなどで、自然災害が発生した現場で人命救助に邁進する消防官の方々の活躍を目にした人も多いのではないでしょうか。

消防官になるためには、各自治体が実施する「消防士採用試験」に合格する必要があります。

いずれも採用倍率が高く、狭き門なのは事実。

それだけに最近では採用試験の合格を目的とした専門学校やスクールで学ぶ人も増えています。

映画『バックドラフト』では消防士が本当にかっこ良く見えると同時に、いかに大変な仕事かが伝わってきます。

消防官の仕事は、常に危険と隣り合わせ

かと言って、危険な現場に迷わず飛び込んで行けることが消防官に向いているとは限りません。

どんな仕事であっても、いちばん大切なのは自分の命なのですから。

火災や災害、いかに苛酷な現場でも自分の命を守りながら冷静に適切な行動を取ることこそ、消防官に欠かすことが出来ない重要な資質と言えるでしょう。

それが災害や火事をいち早く止めることにつながり、ひいては未曾有の事態に巻き込まれた市民の安心と安全にもつながることを劇中の勇敢な消防士たちは私たちに教えてくれます。

実は以前、テレビの番組レポーターの仕事で都内の消防署に行ったことがあります。

普段の消防署は穏やかで静か

その平和な時間を利用して、消防官の方々が体力づくりや地道な訓練を重ねてらっしゃいました。

いつ何時、命をかけた"出動"のタイミングがやって来るか分からない。

それでもこの仕事を目指すのは「人を助けたい、守りたい」という強い気持ちがあってこそ...というお話が、とても印象に残っています。

消防官の果たす社会的役割は大きなもの。

その使命とやりがいを映画を通じて知ってもらえたなら幸いです。

■バックドラフト

監督:ロン・ハワード

出演:カート・ラッセル、ウィリアム・ボールドウィン、ロバート・デニーロ、スコット・グレン、ジェニファー・ジェイソン・リー ほか

最後に映画に出てくる職業についてもっと知りたいという方のために

業界のリアルな現状を紹介したコンテンツをご案内します!

映画を深く楽しむためにも、こちらもぜひチェックしてみてくださいね!

■消防士業界関連のことを学校で勉強したい方はこちら

<『好きなことをシゴトにしよう vol.15』人を守るのが好き!>


八雲ふみね

Profile_執筆者_顔写真2.jpg

映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活動中。

機転の利いた分かりやすいトークと、アーティスト、俳優、バラエティタレントまでジャンルを問わず、相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で絶大な信頼を得ている。

初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日記者会見・トークショーなどの映画関連イベントや企業系イベントにて司会を務めることも多数。

トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティである。

八雲ふみね公式サイト: http://yakumox.com

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