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【映画・漫画から仕事の世界をのぞいてみよう!】第43回 映画『県庁の星』

こんにちは、映画コメンテーターの八雲ふみねです。

私はメディアを通じて映画を紹介したり、映画イベントで司会を務めたり、俳優さんや映画監督にインタビューしたり...と、映画にまつわるコトを仕事としています。

今回ご紹介するのは、映画『県庁の星』です。

K県産業政策課の野村聡は、出世コースまっしぐらのエリート公務員

特別擁護老人複合施設を建設する"ケアタウンプロジェクト"を足がかりに出世を目論む彼は、県政の目玉である民間企業との人事交流研修のメンバーに選ばれる。

しかし派遣先は、三流のスーパーマーケット、満点堂。

しかも教育係として年下のパート店員 二宮あきを紹介され、野村のプライドが許さない。

マニュアルも組織図もない、役人のスキルなど通用しないお客様第一主義の現場では、超マニュアル人間の野村は役立たずのお荷物状態。

ことある毎に、あきや他の店員と衝突を繰り返す野村だったが...。

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県庁、スーパーマーケットの裏事情が細かく描かれているという意味では、お仕事ムービーとしても興味を引く『県庁の星』。

やることなすことすべてが鼻につく熱血漢エリート公務員と、強気だけど心に暗さを抱えたヒロインによる丁々発止なやり取りも楽しいコメディドラマです。

本作で注目したいのは、公務員。

ここでは主人公の立場に寄せて、"事務のプロフェッショナル"という視点でみてみましょう。

事務職は、民間企業はもちろん官公庁や団体など、あらゆる組織で活躍できる職種です。

就職先の選択肢が幅広いのが大きな特徴で、職場の種類によって求められるスキルも変わってきます。

例えば、一般事務職を目指す人には書類作成、パソコン、秘書実務、ビジネスマナーなど基礎的な事務能力が。

また医療や福祉の業界で活躍する医療事務や医療秘書のように、レセプト(診療報酬明細書)の作成や受付や会計、カルテの整理など、基本的な事務能力に加えて専門的知識も必要となり、様々な民間資格が存在する職種も。

これら資格の取得は、もちろん独学でも可能ですが、専門学校に通うのがいちばんの近道。

学校に通うことでオフィスワークに必要なスキルを学んだり、関連する資格を取得したりと、より幅広く知識を身につけることが出来るのは、この世界を目指す人にとって魅力的なのではないでしょうか。

本作の主人公の野村は、スーパーの閉店危機を"書類"で救います。

スーパーの現場担当者は保健所と消防署の査察で厳重注意を受けながらも、知識と経験が不足しているため、"お役所を納得させる"ための書類作りに困難を極めます。

そこで野村は、官側の改善指導に対する改善書類を素早く作成、それを元にスーパーの経営を立て直していくのです。

誰にも出来ない"書類作り"を華麗にこなし、弱きを助ける。

これぞまさに、ヒーローの姿ではないでしょうか。

そして同時に、それぞれの得意ジャンルを生かして協力することで社会は成り立っていることを、この映画は教えてくれているのです。

事務職というのは一見地味な仕事かもしれませんが、どの現場においても必要不可欠な存在。

きっと多くの人が、あなたのスキルを求めています!

県庁の星

監督:西谷弘

出演:織田裕二、柴咲コウ、佐々木蔵之介、和田聰宏、紺野まひる、益岡徹、石坂浩二 ほか

最後に映画に出てくる職業についてもっと知りたいという方のために業界のリアルな現状を紹介したコンテンツをご案内します!

映画を深く楽しむためにも、こちらもぜひチェックしてみてくださいね!

■公務員関連のことを学校で勉強したい方はこちら

<『好きなこと』を仕事にしよう 第26回 事務・書類づくりが好き!>


八雲ふみね

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映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活動中。

機転の利いた分かりやすいトークと、アーティスト、俳優、バラエティタレントまでジャンルを問わず、相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で絶大な信頼を得ている。

初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日記者会見・トークショーなどの映画関連イベントや企業系イベントにて司会を務めることも多数。

トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティである。

八雲ふみね公式サイト: http://yakumox.com

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