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【映画・漫画から仕事の世界をのぞいてみよう!】第41回 映画『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』

こんにちは、映画コメンテーターの八雲ふみねです。

私はメディアを通じて映画を紹介したり、映画イベントで司会を務めたり、俳優さんや映画監督にインタビューしたり...と、映画にまつわるコトを仕事としています。

今回ご紹介するのは、映画『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』です。

生まれつき天才的な頭脳に恵まれながらも、幼児期の虐待がトラウマとなり周囲に固く心を閉ざした青年、ウィル・ハンティング。

傷害事件を起こしては拘置所入りを繰り返し、その仮釈放の条件としてマサチューセッツ工科大学で清掃員のアルバイトをしていた。

そんなウィルに興味を持ったのが、大学の数学教授ジェラルド。

数学の難問をいとも簡単に解いてしまったウィルを更正させようと、ジェラルドは身柄を預かるが、彼はまったく心を開こうとしない。

そこでジェラルドは学生時代の同級生でコミュニティカレッジで心理学を教えるショーン・マグワイアに協力をあおぐことに。

実はショーンも最愛の妻を亡くし、その悲しみから逃れられずにいた...。

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天才的な頭脳を持ちながら他人に心を閉ざす青年と、最愛の妻に先立たれ失意にあえぐ心理学者との心の交流を描いたヒューマンドラマ。

当時はまだ無名だったマット・デイモンとベン・アフレックが共同で脚本を書き、その完成度の高さに多方面から評価され、見事アカデミー脚本賞に輝いた不朽の名作です。

本作で注目なのが、劇中でロビン・ウィリアムズが演じるショーンの職業でもある心理職

心理学を学び、プロとして人のメンタルに関する業務に携わる心理職は、依頼者が抱える問題や悩みを聴いたり、アドバイスを行ったりするスペシャリストです。

医療、福祉、産業、教育、司法など、さまざまなフィールドで活躍しており、職場によってはカウンセラーセラピストなどと呼ばれることも。

家庭、学校、職場と場所を問わず、個々の"ストレスマネジメント"が大きな課題となっている昨今。

民間資格としては臨床心理士臨床発達心理士など、研修を受けたり実務を積むことで取得出来る民間資格もあります。

一方で、平成28年から国家資格キャリアコンサルタントがスタート。

こうした流れから見ても、社会全般において心理職の需要はますます高まりつつあると言えるのではないでしょうか。

劇中ではマット・デイモン演じるウィルとロビン・ウィリアムズ演じる精神分析医ショーンによるカウンセリングシーンが繰り返し登場します。

カウンセリングで大切なことは、依頼者とカウンセラーの信頼関係

両者の間に信頼が成り立ってこそ、心が通じ、開かれていきます。

時にお互いを傷つけ、時に励まし認め合い、その光景は決して"美しい"だけのものではありません。

心理職に携わる人には、相手を思いやる優しさだけでなく、自ら問題を解決するための糸口をつかめるよう相手を導いていく強さや、結果を急ぎすぎない忍耐も必要。

その過程を、本作では実に繊細に描き出しています。

心理学を勉強する方々が臨床研究の題材として取り上げることもあるほど、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』は心理職と密接に関連している映画です。

ロビン・ウィリアムズの視点で映画を観ると、心理職の奥深さに触れることが出来ますよ。

■グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち

監督:ガス・バン・サント

出演:ロビン・ウィリアムズ、マット・デイモン、ベン・アフレック ほか

最後に映画に出てくる職業についてもっと知りたいという方のために業界のリアルな現状を紹介したコンテンツをご案内します!

映画を深く楽しむためにも、こちらもぜひチェックしてみてくださいね!

■心理職関連のことを学校で勉強したい方はこちら

<『好きなこと』を仕事にしよう 第28回 心理が好き!>


八雲ふみね

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映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活動中。

機転の利いた分かりやすいトークと、アーティスト、俳優、バラエティタレントまでジャンルを問わず、相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で絶大な信頼を得ている。

初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日記者会見・トークショーなどの映画関連イベントや企業系イベントにて司会を務めることも多数。

トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティである。

八雲ふみね公式サイト: http://yakumox.com

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